事業承継事例

社員数18名 資本金1000万円 売上高3億円
創業1978年 事業承継年2008年

相談内容

社長が60歳で引退を決意。同タイミングで社長以外の2名の経営陣(取締役)も退任することとし、後継者を従業員から選んで育てたいとのことでした。

状況分析

3名の経営陣は同族ではなく、まったくの第三者同士であること。
それぞれが担当業務を持っており、何事も3名の協議で会社経営を進めています。
株式も3名が同株数を保有しています。

対策

  1. 後任の経営陣3名を選定。取締役に昇格。
  2. 3名を共同代表取締役として選任。
  3. 前経営陣3名が退陣。彼らに役員退職金を支給。
  4. 前経営陣3名が新経営陣3名にそれぞれの株式を売却。
  5. 並行して、関連会社の整理も行いました。

上記対策を3年にわたり実施しました。

効果

前経営陣は退職後平取締役として会社に留まり、新経営陣の手腕を見届け、その後完全に引退しました。
前社長は間もなく病死してしまいましたが、早い時点で事業承継を行っていたので会社経営に与える影響はほとんどありませんでした。
新経営陣は現場経験豊富な、まさに叩き上げのリーダーばかり。前経営陣の経営理念はしっかりと刷り込まれているので、基本路線は変わらないでしょうが徐々に自分たちのカラーを打ち出してくると思われます。

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